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MacPeople 1999 February 15
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PixelCat169b5.sit
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PixelCat 1.6.9b5.doc
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Text File
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1998-10-18
|
11KB
|
157 lines
○PixelCatって?:
PixelCatは、画像データビューアです。
PICT/StartupScreenファイルのオープンとセーブが出来ます。
(古いMac PaintフォーマットのStartupScreenには対応していません)
国産の画像フォーマットDoGA PIC,G68,HG,MAG,MAKI,Pi,PIC,PIC2,Q4をオープンできます。
BMP,JPEG(JFIF),Mac Paint,Photoshop(2.0及び2.5互換形式),PNG,SGI,TARGA,TIMフォーマットのファイルもオープンできます。
JPEG(JFIF),MAG,PIC,PIC2フォーマットでセーブすることも出来ます。
LHAで圧縮されたファイル内の画像/テキストを直接開くことが出来ます。
○動作環境:
System7以上で、カラーが表示出来ることが必要です。
Compress PICT及びJFIFのSaveにはQuickTime1.5以上が必要です。
PNG,Mac Paint,SGI,TARGA,RGB形式以外のPhotoshopにはQuickTime3.0以上が必要です。
JPEG6以外のJFIFの表示は、QuickTimeがあればそれを使用します。これは、QuickTimeに対応しているJPEGのアクセラレータを使用している時、それを有効にするためです。
○使用許諾条件:
下記免責事項に同意する方に対してのみ、PixelCatの使用を許諾します。
PixelCatの使用によって、ユーザーが損害を受けることがあっても、作者は一切その責任を負いませんし、一切その補償を行いません。
PixelCatに添付されているドキュメントに誤りや不正確な記述があったとしても、作者はいかなる責任、責務も負いません。
○配布について:
配布は自由です。BBSへの転載や雑誌などへの掲載の際に、作者に承諾を求める必要はありません。
配布をする際、圧縮形式は変えてもかまいませんが、ドキュメントは全て添付して下さい。
○基本的な使い方:
●ファイルを開く
画像データファイルをアプリケーションにドラッグ&ドロップしてください。
※他機種から移動してきたファイルなどで、ファイルタイプがTEXTまたはその他のバイナリのタイプになっているデータは、ファイル名の末尾にそれぞれのフォーマットを表す.BMP .G68 .HG .JPG .MAG .MKI .PSD .PI .PIC .P2 .PNG .Q4 .SGI .TGA .TIMの拡張子を付けてください。
※ファイル名の末尾が.PICT又は.PCTのファイルはPICTとしてオープンするようにしました。これはうっかりマックバイナリを外して圧縮・アップロードしたPICTファイルを救済したり、Mac OS以外でsaveされたPICTを表示出来るようにするためです。
●カタログを開く
画像データファイルの入ったディスク/フォルダをアプリケーションにドラッグ&ドロップしてください。
カタログ上のファイルのクリックでそのファイルを開きます。
カタログウィンドウをアクティブにした状態からFolderメニューのSlideShowを選ぶとスライドショーを実行します(画像が次々に表示されます)。スライドショーはキー入力またはダブルクリックで中断します。Wait時間を設定していて時計カーソルになっている時はクリックで次へ進みます。また、マウスボタンを押し続けている間は次に進みません。Wait時間を最長に設定しておけば、マウスクリックで次へ進むといった使い方が出来ます。
※スライドショーの時、フォルダの名前の末尾が DOC(半角でスペースとDOC)のサブディレクトリーの中は見に行きません。エイリアスのサブディレクトリーも処理しません。
○さらなる使い方:
●カタログファイルを作る
カタログファイルはカタログウィンドウの内容を保存したファイルです。フォルダを開いてカタログ表示するよりも高速に開くことが出来ます。また、他のディスク上にカタログファイルを置いてファイルを探すことが出来ます。
作成するには、カタログウィンドウをアクティブにした状態からFileメニューのSave...を実行し、ファイルを保存してください。
※16MBを越えるカタログファイルは作れません(ファイル書き込みエラーになります。)。16MBを越えてしまう時には、フォルダを分割する等して、16MBを越えないようにして下さい。
●複数に分割したデータを1枚に表示する
1.先ずそれぞれのデータを普通にオープンしてカスタムアイコンを付けると以下の作業がしやすくなります。
2.ファインダ上で新しいフォルダを作ってください。
3.そのフォルダの名前の末尾を「 NIG」(半角でスペースとNIG)にしてください。小文字で nigでも構いません。
(例えば、BigPicture nigとかです。半角スペースを忘れずに)
4.そのフォルダの中に画像データファイルを入れ、それぞれの上下左右関係がわかるように縦横をあわせて碁盤目の様に並べてください。
5.一旦フォルダのウィンドウを閉じてください。
(レイアウト情報をアップデートするためです)
6.そのフォルダをドラッグ&ドロップして開いてください。一つのウィンドウ上に表示されます。
※このNIGという名称は、PICフォーマットの分割したデータをNIGと呼ぶ(らしい)ことによります。
※中に入れるデータのフォーマットと枚数に制限はありませんが、枚数分のメモリーを必要とするのであまり多数はメモリ不足で開けないでしょう。
●横向きに描かれた絵を、縦に表示する
横向きに描かれた絵を回転させて、縦に表示させることができます。表示するファイル名の最後に、右に回転させたいなら/RR、左に回転させたいなら/RLと半角で書き込んで下さい(例:ROTATE.PIC/RR)。後は、通常通りオープンすれば、自動的に回転して表示します。
●X68 Resize機能
X68000のデータの場合、アスペクト比(画素の大きさの縦横比)が1対1ではないことが多いです。PixelCatは、PICやG68の時は自動的にアスペクト比を変換しますが、何でsaveしたのか分からない画像は自動で変換できません。こういった画像のアスペクト比を変換したい時は、表示するファイル名の後ろに、/X68と半角で書き込んで下さい。この時の変換結果は、PrefsメニューのX68PIC Resizeの指示に従います。なお、/オプションは複数併用できますが、左から順番に実行されます。したがいまして、本オプションは、一番左側に指定するようにしてください(例:RESIZE.JPG/X68/RL)。
●MAGデータの差分パッチを当てる
元になるMAGファイルをオープンしている間オプションキーを押し続けてください。続けてファイルオープンのダイアログが出ますから、差分ファイルをオープンしてください。この処理はオプションキーを押し続けている間、連続で複数回行うことが出来ます。
●MAKI,MAGデータのRGBファイルの読み込み
元になるMAKI,MAGファイルをオープンしている間オプションキーを押し続けてください。続けてファイルオープンのダイアログが出ますから、RGBファイルをオープンしてください。なお、RGBファイルはファイル名の末尾が.RGBになっている必要があります。
●表示するディスプレイを指定する
複数のディスプレイを繋いだシステムにおいて、PICTウィンドウを表示するディスプレイを指定したい時は、PrefsメニューのUse Manekinekoを選択します。これが選択されていると、招き猫ウィンドウが表示されますので、これをPICTを表示したいディスプレイへドラッグして置いておいて下さい。新しく開くPICTウィンドウはそのディスプレイに表示されます。これを使用しないとき、新しいウィンドウは操作をした時にマウスカーソルがあったディスプレイに表示されます。
○各メニュー項目について:
■Fileメニュー
New 現在クリップボードに入っているPICTを使って新しいウィンドウを開きます。
※クリップボードはテンポラリメモリ上に取れないため、この機能を使用するためには使用メモリサイズを増やす必要があります。従いましてPixelCat1.6.8以降では、この機能の使用はお勧め出来ません。
Open... 画像データファイルを開きます。「Catalog」を選ぶと、そのディレクトリのカタログウィンドウを表示します(表示する絵やディレクトリが無い時は表示しません。)。
Close ウィンドウを閉じます。
Save... アクティブになっているウィンドウの画像をセーブします。カタログウィンドウがアクティブの時はカタログファイルを作成します。
ポップアップメニューでセーブするフォーマットを選択します。サポートしているフォーマットには、下記のものがあります。
●PICT 言わずと知れたMacintoshの画像フォーマットです。
●StartupScreen スタートアップスクリーンには、MacPaintフォーマットによる白黒のものと、PICTによるカラーに対応したものがあります。このプログラムがオープン/セーブできるのは後者です。
●CompressPICT QuickTimeで圧縮したPICTです。
●JFIF-JPEG 異機種間で標準化されたJPEG圧縮データファイルです。
●PIC2 PIC2フォーマットです。16ビットと32ビットのロスレス圧縮が可能です。
●PIC X68000のPICフォーマットですが、アスペクト比1対1のスクエアPICです。このフォーマットでセーブしたデータを他機種でロードするにはスクエアPIC対応ローダーが必要です。
標準PICでセーブしたいときは、先にTransform...で画像を縦に3分の4に拡大したあとにSave...を実行し、コメント入力ウィンドウにあらかじめ入っている/MM/XSS/:の文字列を削除して下さい。こうしてセーブしたデータをMacintosh上でオープンしたときは、ディスプレイのアスペクト比の違いから圧縮/拡大するのでデータの細部が変わってしまいます。
●MAG MAGフォーマットです。4ビットと8ビットが選べます(カラーが4ビットで収まる時は、自動的に4ビットがデフォルトで選ばれています。)。
■Editメニュー
特別な項目はありません。使えるのはCopyだけです。
※クリップボードはテンポラリメモリ上に取れないため、この機能を使用するためには使用メモリサイズを増やす必要があります。従いましてPixelCat1.6.8以降では、この機能の使用はお勧め出来ません。
■Prefsメニュー
アプリケーションの諸々の設定を選ぶメニューです。
Window Initialize オープンしたときの最初のウィンドウの状態を選びます。各状態についてはWindowメニューの項を参照。
Paint on Menubar メニューバーの上にもウィンドウを重ねて表示します。
Set ColorPalette ディスプレイが16色または256色カラーモードの時にウィンドウにカラーパレットを付けます。
Use Manekineko 招き猫ウィンドウを表示します。これは、複数のディスプレイを繋いだシステムにおいて、PICTウィンドウを表示するディスプレイを指定したい時に使用します。詳細は、「さらなる使い方」の「表示するディスプレイを指定する」を見て下さい。
Loop SlideShow スライドショーを、中断されるまで繰り返します。
Show Data Info スライドショーの時にもデータファイルに関するインフォメーションの表示を行います。
SlideShow Wait スライドショーの時、あるデータを表示してから次のデータを表示するまでに最低どれだけの間隔を置くかを選びます。実際には、時間内に次のデータをロードできなければ指定した時間よりも長くなります。
Add ICON&Preview オープンしたファイルにカスタムアイコン(絵のついたアイコン)とプレビュー(カタログで表示する小さい絵のデータ)を付けるか、つけるならその種類を選びます。with File Formatはファイルフォーマットの種別のついた長方形の絵、Squareは正方形の絵になります。
Add to LHA file LHA圧縮されたファイルにもカスタムアイコンとプレビューを付けます。
Set FType&Creator オープンしたファイルのファイルクリエータを'xPIC' にファイルタイプを以下のとおり書き換えます。
●BMPは'BMP '
●DoGA PICは'DPIC'
●G68は'xG68'
●HGは'HG '
●JPEG(JFIF)は'JPEG'
●MAGは'MAG!'
●MAKIは'MAKI'
●2.5互換のPhotoshopは'8BPS'
●Piは'__PI'
●PICは'xPIC'
●Macintosh用PICは'_PIC'
●PIC2は'Pic2'
●PNGは'PNGf'
●Q4は'XLD4'
●SGIは'.SGI'
●TARGAは'TPIC'
●TIMは'TIMF'
X68PIC Resize PIC->PICT、DoGA PIC->PICT、G68->PICT、/X68オプションを付けた画像->PICTの変換時のPICTの大きさを選びます。
これはX68000のPICデータのアスペクト比(画素の大きさの縦横比)が1対1ではないことによります。このプログラムではMacのディスプレイに合わせるために4対3として処理しています。
Don't Open LHA Text LHA圧縮されたファイルを開いたとき、テキストファイルは開きません。
■Pictureメニュー
画像ウィンドウに対するコマンドのメニューです。
Information... その画像データについての情報を表示します。
Transform... 画像の大きさや色数を変えて新しいウィンドウを作ります。この時、指定により左右どちらかに90度回転させることも出来ます。
■Catalogメニュー
カタログウィンドウに対するコマンドのメニューです。
SlideShowでスライドショーを実行します。
■Windowメニュー
Regular ウィンドウを通常の形に戻します。
FullSize ウィンドウをそのディスプレイ内でできるだけ大きくして表示します。
Display Fit ウィンドウをディスプレイと同じ大きさにして、画像がそれより大きい場合はウィンドウに収まるように縮小します。
以降はウィンドウを選ぶための項目です。
●<Information>はインフォメーション表示用のウィンドウです。
●<Manekineko>は招き猫ウィンドウです。
●その他、現在開いているウィンドウがリストにのります。
○作者:
BombCat E-mail:cao62200@pop02.odn.ne.jp
Yoshiki(DreamField) E-mail:yoshiki@nerv.ne.jp
NIFTY-Serve:PXE00142
◯ホームページ:
http://www2.nerv.ne.jp/~yoshiki/PixelCat/
※各ファイルフォーマットの移植元ソースの作者についてはAbout...画面の2枚目を見て下さい。
1998.10.18